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Research

研究活動

SIPでは、防犯・加害行為対策・AI支援設計などの領域において、実装可能な判断フローや支援体制の整備を通じて、「構造」そのものの再設計に取り組んでいます。

その根底には、「ピラミッド理論」「フィルター理論」といった独自の理論体系があり、加害なき関係性や安全な判断支援とは何かを、実務と哲学の両側から問い直すアプローチを展開しています。

SIPは、表面的なノウハウではなく、構造の深部から非加害性を支えます。
これらの支援は、以下の論文群において理論的に展開されており、現場と思想を往復する支援体系として整理しています。

本棚

執筆

実務研究論文

防犯ピラミッド理論に基づく防犯対策フレームワークの考案と考察. (2024).SIP

概念モデル論文

知性層構造モデルの再構築と階層的思考の実践的応用. (2025).SIP

実務研究論文

フィルター理論による加害行為対策と包括的な自己防衛フレームワークの提案. (2024).SIP

実務研究論文

愛情と信頼を基盤とした持続可能な相互扶助コミュニティの形成. (2024).SIP

実務研究論文

事案の抽象化とAI支援を活用した戦略的セキュリティマネジメントの構築と実装. (2025).SIP

概念モデル論文

加害性のなさを基軸とする価値論と資本主義社会の倫理的補完と移行設計. (2025).SIP

所属学会・団体

  • 一般社団法人 日本危機管理学会

  • 一般社団法人 地域安全学会

  • NPO法人 デジタル・フォレンジック研究会

​※SIPのメンバーが所属している団体の一部を記載しています。

現在の取り組みについて

SIPでは、防犯・セキュリティ対策を「個別の対応」ではなく、加害が生まれにくい構造そのものを設計する営みと捉えています。
存在の尊厳を守る視点から、独自理論の構築と現場実装を起点に、非加害社会の実現に向けた社会構造の再調整を目指しています。

現在、以下のような活動を進めています。

学会での研究発表

2025年、所属している学会において、以下のテーマで研究発表を行う予定です。

  • 発表テーマ

「判断構造の再現性と汎用性に基づくセキュリティマネジメントモデルの構築― フィルター理論・防犯ピラミッド理論・AI抽象化の統合的適用」

本発表を通じて、個別対策にとどまらない構造的な安全設計の必要性と、そのための理論的支柱のあり方について議論を深めることを目指しています。

査読付き論文投稿

現在、独自に構築した理論に基づく研究論文について、学術誌への査読付き投稿に向けた準備を進めています。

 

これらの論文は、AIを用いた客観的な分析・評価により、新規性・社会的重要性・理論の汎用性と再現性・社会実装性・論理整合性のいずれにおいても高い水準が確認されております。そのため、査読通過の見通しも明るいと評価されています。

現在は、査読通過のための理論的背景の文献補強、用語整理・定量的枠組みの導入などの最終的な調整・改善を重ねています。

図書

SIPの思索と活動

私たちSIPは、防犯・加害行為対策・AI支援設計などを通じて、
「加害のない社会構造」の実装を目指す、実務機関・研究組織です。

私たちの出発点にあるのは、
「人を傷つけない関係性とは何か」
「加害性を生まない構造とは、どう設計されるべきか」
といった、倫理・哲学的な問いです。

とはいえ、それを理念として掲げるだけでは十分ではありません。
問いを構造に変換し、構造を現場に実装し、そこから社会の再設計につなげていく――
その実行こそが、私たちの活動の本質です。

たとえば、学校におけるセキュリティ対策では、
「何をすれば守れるか」ではなく、「どのような判断構造が、加害を抑制し、安全を持続可能にするか」という視点から、支援フローを設計しています。
企業や組織への支援でも、制度対応にとどまらず、加害性の兆候を可視化し、意思決定プロセスそのものの設計を見直す取り組みを行っています。

こうした支援を可能にしているのが、SIPが独自に構築してきた理論体系です。
「防犯ピラミッド理論」「フィルター理論」「知性層構造モデル」など、いずれも
哲学的な問いから出発し、現場支援に耐える構造へと抽象化・設計されたものであり、
非加害的な社会実装のための実践的フレームワークとして機能しています。

これらの支援活動から得られた知見は、次の一つの問いへとつながりました。
――非加害性を倫理的価値の中核に据えた社会構造は、どのように実現可能か。

私たちにとって、哲学は理想を語るためのものではなく、
構造を設計するための実用的な思考道具です。
また、現場は単なる課題の集積ではなく、社会の構造を再構成する出発点でもあります。

SIPは、考えるだけで終わらせず、
現場と社会を“構造から変える”ことに、日々、真剣に取り組んでいます。
静かに、少しずつ、社会の下層構造の調律を目指します。

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